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流星群とは

 

 下の図は地球が太陽の周りを回っている模式図です。地球はぐるぐると自転しながら太陽の周りを公転していますが、一年するとまた元の位置に戻ってきます。

 この地球の軌道上にはところどころに細かい粒子(宇宙塵)が比較的濃い濃度で漂っている部分があって、そこを地球が通過するときには、その粒子が地球の大気中で燃焼して発光する現象が集中的に見られることがあります。これを流星群といいます。
 流星は昼間でも光っているのですがそれは見えませんから、夜間に見えるときには太陽と反対の方向に見えることになります。その季節に太陽と反対の方向にある星座の方角から星が流れてくるように見えるわけです。
特に、毎年ほぼ安定して多くの流星が出現する3つの流星群「しぶんぎ座流星群」「ペルセウス座流星群」「ふたご座流星群」は、「三大流星群」と呼ばれています。

主な流星群
(国立天文台による)

流星群名 流星出現期間 極大日
しぶんぎ座流星群 12月28日 -1月12日 1月4日頃
こと座流星群 4月16日 - 4月25日 4月22日頃
みずがめ座η(エータ)流星群 4月19日 - 5月28日 5月6日頃
みずがめ座δ(デルタ)南流星群 7月12日 - 8月23日 7月30日頃
ペルセウス座流星群 7月17日 - 8月24日 8月13日頃
月りゅう座流星群(ジャコビニ流星群) 10月6日 - 10月10日 10月8日頃
おうし座南流星群 9月10日 - 11月20日 10月10日頃
オリオン座流星群 10月2日 - 11月7日 10月21日頃
おうし座北流星群 10月20日 - 12月10日 11月12日頃
しし座流星群 11月6日 - 11月30日 11月18日頃
ふたご座流星群 12月4日 - 12月17日 12月14日頃

しぶんぎ座流星群
日本付近の十分暗い空での1時間あたりの流星数 45
1年の最初を飾る流星群です。流星の出現数は年によってかなりムラがあり、どのくらい流れるか予想するのが難しい流星群でもあります。

ペルセウス座流星群
日本付近の十分暗い空での1時間あたりの流星数 40
年間でも常に1・2を争う流星数を誇ります。条件がよい時に熟練した観測者が見ると、1時間あたり80個以上の流星が観測されます。極大の時期がお盆の直前なので、夏休みなどの時期と重なり多くの人が注目しやすい流星群です。

ふたご座流星群
日本付近の十分暗い空での1時間あたりの流星数 45
毎年ほぼ一定して、多くの流星が見られるという点では、年間最大の流星群と言えるでしょう。条件の良いときに熟練した観測者が観測すると、1時間に100個程度の流星を数えることは珍しくありません。 

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