万年カレンダー

 万年カレンダーを作ろう。
 12ヶ月を一枚に収める年間カレンダーにするとして、では何枚のカレンダーを作る必要があるだろうか。

 1月1日が月曜日であるなら、自動的にその後の日付の曜日が決まる。ちなみに12月31日も月曜日になる。(閏年でなければの話である。)
 この年のカレンダーを「月平」と名づけよう。平は平年の平である。

 1月1日が火曜日である年のものは「火平」のカレンダーである。

 同様に水平、木平、金平、土平、日平のカレンダーが必要である。これで7種類。

 当然閏年のものも作らなければならない。

 閏年の1月1日が月曜日であるなら、自動的にその後の日付の曜日が決まって、12月31日は火曜日になる。この年のカレンダーを「月閏」と名づけよう。

 同様に火閏、水閏、木閏、金閏、土閏、日閏のカレンダーが必要である。

 全部で14種類である。

 それではそれらがどんな順番で連続するのだろうか。

 4の倍数の西暦年は閏年だから、平のものが3つ続いた後、閏のものが1つ、また平のものが3つ・・・ということになる。詳しく言うと、100の倍数で400の倍数でない西暦年は閏年にならないので注意を要する。
 そして平年から次の年への接続は曜日が1つだけ進むこと、閏年から次の年への接続は曜日が2つ進むこともわかる。

 それでは並べてみよう。

 月平 火平 水平 木閏

 土平 日平 月平 火閏

 木平 金平 土平 日閏

 火平 水平 木平 金閏

 日平 月平 火平 水閏

 金平 土平 日平 月閏

 水平 木平 金平 土閏

 月平に戻る

 以上のように28年で一周することになる。ただし途中に100の倍数の西暦年があるときは注意が必要となる。つまり詳しく言うと本当は400年かかってはじめて完全に一周するのである。

 さて、今年、2020年のカレンダーは水閏である。ここを基点に過去と未来に向けてそれぞれ当てはめていけばいいのである。もちろん1900年や2100年に注意して・・

 このようにして出来上がったカレンダーが次のようなものである。

 万年カレンダー


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