書き方試験2-A(4級への前段)(大学卒業予備試験) 受験資格に制限はありません。どなたでも受けられます。
以下の文章の赤字部分にはいくつか誤った歴史的仮名遣いがあります。
平安時代、仮名文字表記が盛んに行1はれ始めた頃――仮名の数が「いろは47文字」に定まつた頃――からしばらくの間、表記と実際の発音が(濁音、撥音、促音などを除2ひて)すべて一致して3ゐた時期がありました。ここに範を取4らうとするのが歴史的仮名遣ひの考5へ方です。
つまり「仮名遣ひの問題のなかつた時期の表記」を規範とし、それによつて語の表記の歴史的一貫性を得6やうと7いふことです。大昔、ものが風にはためく音を日本人はパタパタと発音し、その状態にあるもの(名詞)をパタ(旗)と名付けました。
その後、名詞のパタの発音はファタ、ハタと変化してきて8をり、これは「は行」の音がだんだんと両唇を閉9ぢづに発音する方向に進んできたことを示します。大昔は発音する通りに仮名を書10いたので、それをそのまま読めばそれが正11しひ発音でした。
その後、文字はそのままで発音の習慣の方だけが変化しても、人々は自然にそれに慣れていつた12わけですから読み方に苦労することはなかつたのです。
しかし現代仮名遣ひが制定された後、歴史的仮名遣ひでの仮名の読み方は忘れられてし13まひました。漢字音の表記には「字音仮名遣ひ」を使用するのがふ14つふです。これは個々の漢字が伝来当時にどんな仮名表記で受け入れられたはずであつたかを示すものです。漢語を仮名で表記することはあまりありませんのでこれを無理に全部覚15へてしま16ほふとしなくても17よいで18せう。
(促音・拗音に小字は使用しません。)
その誤ったものだけを下の中から選んで、その番号とその正しい歴史的仮名遣いの記号を右欄で解答して下さい。
1はれ a われ
2ひて a いて b ゐて
3ゐた a いた b ひた
4らう a らふ b ろう c ろふ
5へ a え b ゑ
6やう a やふ b よう c よふ
7いふ a いう b ゆう c ゆふ d ゐう e ゐふ
8をり a おり b ほり
9ぢづ a じず b じづ c ぢず
10いた a ひた b ゐた
11しひ a しい b しゐ
12わけ a はけ
13まひ a まい b まゐ
14つふ a つう
15へて a えて b ゑて
16ほふ a おう b おふ c はう d はふ e ほう f わう g わふ h をう i をふ
17よい a よひ b よゐ
18せう a しやう b しやふ c しよう d しよふ e せふ‖
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答えの番号と記号を順に入力してください。(半角英数)
例:1a3b5c7d
完全な答えのときだけ合格ページが開きます。
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正解まで何度でも受験できます。解答提出フォーム動作確認
試しにformtestと入力してみて下さい。正しく動作していますと表示されない時はフォームが正しく働いていません。
その場合はブラウザのアドレス欄最後のmatomeを解答の文字列に替えてキーボードのEnterを押すことで解答提出とすることができます。
4級は認定試験によって取ることもできます。