この問題についてのご質問に対する返事(掲示板より)
サイト管理者です。
返信アドレスのないご質問がありましたのでここで答えさせていただきます。
>「願ふ」を現代仮名遣いに直すと、「ねごう」か「ねがう」ですよね?
>では音読するときには「ねがう」と発音してよいのでしょうか?
>学校では「ねごう」と読むと教わりましたが…問題文で言われる「現代仮名遣いに直す」とは、
「現代ではどう発音するでしょうか。それを現代仮名遣いで書きなさい。」という意味です。次のように考えましょう。
1.その文が明治や昭和時代の現代文であるとき
そのまま普通に現代の発音で読み、その発音を現代仮名遣いで書く。2.その文が文語文や古文であるとき
文語文や古文を現代仮名遣いで書くことはふつうありませんが、
その文を現代の発音で読み、その発音と同じになるような現代仮名遣いの文を(便宜的に)書く。
(正しい日本語になっていなくても構わない)この問題文は古文についてのものだと思われるので2.のように考えます。
「願ふ」は伝統的には長く「ネゴー」と読まれてきましたが、「ネガウ」という読みも行なわれます。
したがって答えはどちらでも「願う」となります。仮名で書けば「ねごう」または「ねがう」です。
「ねごう」は、そう表記するのが正しいという語があるわけではありませんが、読み方を示しているだけなのですからそれでいいのです。
ご質問への直截的回答は次の通りです。
>「願ふ」を現代仮名遣いに直すと、「ねごう」か「ねがう」ですよね? はい。
>では音読するときには「ねがう」と発音してよいのでしょうか? はい。
>学校では「ねごう」と読むと教わりましたが… 両方の読み方があるということです。
ご質問ありがとうございました。