あの日は何曜日? 
10000年カレンダー 

その他の暦注

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一般に、江戸時代までに流布した暦の上段には日付・曜日・二十四節気、七十二候などの科学的・
天文学的な事項や年中行事と六曜、中段には十二直、下段には二十八宿・九星・その他の迷信的
事項が書かれていました。
今日でも
日めくりにはその多くが記載されています。

●六曜

 旧暦の日付に次の6つの名称を結び付けています。六輝ともいいます。

 先勝-友引-先負-仏滅-大安-赤口-先勝 (参照)

九星

 一から九までの数字、七色、五つの星を組み合わせて以下の9つの名称が作られます。

 一白水星-二黒土星-三碧木星-四緑木星-五黄土星-六白金星-七赤金星-八白土星-九紫火星

読み方:いっぱく、じこく、さんぺき、しろく、ごおう、ろっぱく、しちせき、はっぱく、きゅうし。
星の名前は五行説によるもので、実際の天体とは関係ありません。

五行:万物は木・火・土・金・水の5つの元素から成り立つという思想

 年の九星はふつう立春から節分までを一年とし、九紫、八白・・のように数字の逆順に進みます。
 計算法は、9で割り切れる西暦年を二黒土星、次の年を一白水星、次を九紫火星・・・とします。

早見表
(立春の前日までは前年とみなします。)

九紫火星 八白土星 七赤金星 六白金星 五黄土星 四緑木星 三碧木星 二黒土星 一白水星
1946 1947 1948 1949 1950 1951 1952 1953 1954
1955 1956 1957 1958 1959 1960 1961 1962 1963
1964 1965 1966 1967 1968 1969 1970 1971 1972
1973 1974 1975 1976 1977 1978 1979 1980 1981
1982 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990
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五黄土星と寅年が重なることを「五黄の寅」と言い、最も運気が強いとされます。近年では1950、19862022が当たります。

 日の九星は冬至に最も近い甲子の日を一白として順に進み、夏至に最も近い甲子の日を九紫
 として 逆順に進みます。

 明治以降の九星・干支・五行を組み合わせた占いは九星気学と言われます。

●十干

 年や月、日にの次の10の要素を順に当てはめています。

 甲-乙-丙-丁-戊-己-庚-辛-壬-癸 (参照)

●十二支

 年や月、日にの次の12の要素を順に当てはめています。

 子-丑-寅-卯-辰-巳-午-未-申-酉-戌-亥 (参照)

●十二直

 北斗七星の柄の向く方位と日の十二支の関係で決めた12の要素を日に当てはめたもの。

 建(たつ)-除(のぞく)-満(みつ)-平(たひら)-定(さだむ)-執(とる)-破(やぶる)-危(あやふ)-成(なる)-
 納(をさむ)-開(ひらく)-閉(とづ)

 立春後の最初の寅の日を建として順に進みますが、啓蟄の日には進めずに前日と同じとして
 翌日からまた進めます。
 同様に清明・立夏・芒種・小暑・立秋・白露・寒露・立冬・大雪・小寒の日にも進めずに前日と同じ
 とします。

 前日と同じ十二直を繰り返す日が一年に12回あるので、また翌年の立春後の最初の寅の日は
 建となります。

 新仮名遣いに改めるときは「たひら、あやふ、をさむ、とづ」を「たいら、あやう、おさむ、とず」とし、
 他は変えません。

二十八宿

 日に次の28の要素を順に当てはめています。
 元々は月が宿る星座の意味だったのが今では月の運行とは関係ありません。

 角(かく)-亢(こう)-氏(てい)-房(ぼう)-心(しん)-尾(び)-箕(き)-斗(と)-牛(ぎゅう)-女(じょ)-虚(きょ)-
 危(き)-室(しつ)-壁(へき)-奎(けい)-婁(ろう)-胃(い)-昴(ぼう)-畢(ひつ)-觜(し)-参(しん)-井(せい)-
 鬼(き)-柳(りゅう)-星(せい)-張(ちょう)-翼(よく)-軫(しん)

氏(てい)は正しくは「低」の人偏なしの字形

 日本のこよみでは江戸前期の貞享2年元日(1685年2月4日)を星として以後連綿と続いています。
 28は7の倍数であるため、同じ宿は常に同じ曜日となります。
(参考)


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