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干支とは
(十干十二支について)

日の干支 月の干支

 

年の干支表 過去の年の干支一覧表はこちら

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番号
干支
1
甲子
2
乙丑
3
丙寅
4
丁卯
5
戊辰
6
己巳
7
庚午
8
辛未
9
壬申
10
癸酉
近年例 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993
番号
干支
11
甲戌
12
乙亥
13
丙子
14
丁丑
15
戊寅
16
己卯
17
庚辰
18
辛巳
19
壬午
20
癸未
近年例 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003
番号
干支
21
甲申
22
乙酉
23
丙戌
24
丁亥
25
戊子
26
己丑
27
庚寅
28
辛卯
29
壬辰
30
癸巳
近年例 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013
番号
干支
31
甲午
32
乙未
33
丙申
34
丁酉
35
戊戌
36
己亥
37
庚子
38
辛丑
39
壬寅
40
癸卯
近年例 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023
番号
干支
41
甲辰
42
乙巳
43
丙午
44
丁未
45
戊申
46
己酉
47
庚戌
48
辛亥
49
壬子
50
癸丑
近年例 1964 1965 1966 1967 1968 1969 1970 1971 1972 1973
番号
干支
51
甲寅
52
乙卯
53
丙辰
54
丁巳
55
戊午
56
己未
57
庚申
58
辛酉
59
壬戌
0
癸亥
近年例 1974 1975 1976 1977 1978 1979 1980 1981 1982 1983

近年の西暦・元号・干支対照表はこちら   日の干支はこちら   過去の年の干支一覧表

干支とは

十干十二支を合わせたものです。

十干は古くから存在した「陰陽五行説」によるもので、おおよそ次のように理解できます。

世界を構成する五つの元素を「木、火、土、金、水」とし、それらをそれぞれ兄弟に分けると十干ができます。

(木) (火) つち(土) (金) みず(水)
(兄) (弟) (兄) (弟) (兄) (弟) (兄) (弟) (兄) (弟)

「干」は言わば「幹」です。

十二支は12という数字で分かるように、暦法に由来するものです。これはのちに12の動物にたとえられるようになります。

ね(鼠) うし(牛) とら(虎) う(兎) たつ(竜) み(蛇) うま(馬) ひつじ(羊) さる(猿) とり(鶏) いぬ(犬) い(猪)

「支」は「枝」です。

そこでこの幹と枝を並行して順に繰り返し並べていくと、10個と12個の組み合わせですから次のように少しずつずれていきますが、
61個目でまた最初の組み合わせに戻ります。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 ・・
十干 きのえ きのと ひのえ ひのと つちのえ つちのと かのえ かのと みずのえ みずのと きのえ きのと ひのえ ひのと ・・
十二支 うし とら たつ うま ひつじ さる とり いぬ うし ・・
・・・ 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63
・・・ きのえ きのと ひのえ ひのと つちのえ つちのと かのえ かのと みずのえ みずのと きのえ きのと ひのえ
・・・ とら たつ うま ひつじ さる とり いぬ うし とら

このようにしてできた60個の組み合わせを六十干支といいます。

漢字で書くときは以下の文字を使います。

十干 訓読み きのえ きのと ひのえ ひのと つちのえ つちのと かのえ かのと みずのえ みずのと
漢字
音読み こう、かっ おつ、いつ へい てい こう しん じん

 戊(つちのえ)の字は下の戌(戌いぬ)に似ているので注意が必要です。
 十干より十二支のほうが一画多い、と覚えましょう。

十二支 訓読み うし とら たつ うま ひつじ さる とり いぬ
漢字
音読み ちゅう いん ぼう しん しん、じん ゆう じゅつ がい

 巳(み)の字は十干の己(つちのと)に似ているので注意が必要です。
 十干より十二支のほうが線が長い、と覚えましょう。


たとえば1番目は「甲子」と書いて「きのえね」または「こうし」、最後の60番目は「癸亥」と書いて「みずのとい」または「きがい」と読みます。

訓読みの旧仮名遣いは「壬、癸」が「みづのえ、みづのと」。「亥」が「ゐ」。
十干の漢字はものごとの順序や序列を表すときによく使われます。甲、乙、丙、丁・・・は A,B,C,D・・・と同様の意味です。
「甲種、乙種」は第一種、第二種のようなニュアンスです。「甲乙つけ難い」とは、優劣をつけ難いの意味です。

参考:干支の漢字の元々の意味


年の干支

年を干支で表すことは紀元前3世紀ごろから行われて来ましたが、信頼できる最も古い基準は漢の太初暦が公布された紀元前104年で、この年が丁丑で、以後干支表の順に正しく当てはめられて来ています。

日本史上の多くの出来事がその年の干支によって名付けられています。「壬申の乱」や「戊辰戦争」などはその例です。また、甲子園球場が甲子の年(1924)にできたのでそう名付けられたというのも有名です。

参考:
丁未の乱 587
乙巳の変 645
庚午年籍 670
壬申の乱 672
庚寅年籍 690
戊子入明記 1468
壬申約条 1512
天正壬午の乱 1582
己酉約条 1609
戊午の密勅 1858
乙丑の獄 1865
戊辰戦争 1868
己巳の役 1869
壬申戸籍 1872
丁丑公論 1877
戊申詔書 1908
辛亥革命1911

現代の日本では「今年は丑年」などと、十二支だけが取り上げられるのがふつうです。

年の干支についての言い伝えの例です。

辛酉(しんゆう)革命、甲子革命:
中国の緯書にみえる予言説。中国よりも日本で信じられ,この年になると改元が行われました。神武天皇の即位は日本書紀の記述(「かのととり(辛酉)のとし」)によって紀元前660年とされます。

丙午(ひのえうま):
陰陽五行説によれば丙も午も火になるので、この年生れの女性は気性が激しく、夫の運勢を圧倒しその生命も縮める、と言われました。

年の十干は10年ごとに巡りますから、西暦の下一桁と次のように対応します。
旧暦でも西暦の数字にすれば同じです。ただし旧暦の日付を新暦に変換する際は注意が必要です。早ければ旧暦の11月途中から新暦で翌年に入っている可能性があります。

1⇒
2⇒

3⇒

4⇒

5⇒

6⇒

7⇒

8⇒

9⇒

0⇒

十二支の方は12年ごとですから、下一桁では分かりません。参考

干支は60年経つと一回りして元の組み合わせに戻りますので「六十歳」のことを「還暦」と言うようになりました。

任意の年(紀元後)の干支は次のようにして求めることができます。

{(西暦年ー3)÷60} の余りが1→甲子、余りが2→乙丑、・・・・・余りが59→壬戌、余りが0→癸亥 (冒頭の表参照)

余りを求める計算: ÷の余りは→

紀元前の場合は
{(紀元前の西暦年の絶対値+2)÷60} の余りが0→癸亥、余りが1→壬戌、・・・・・余りが58→乙丑、余りが59→甲子

近年の干支参照 過去の年の干支一覧表

注意すべきこと:
一般的に新暦の一月は旧暦ではまだ前年の十一月や十二月のうちに当たります。
例えば2011年は「かのとう、辛卯(しんぼう)」の年ですが、正月から二月の二日までの間は旧暦でみるとまだ年が明けていないので「かのえとら、庚寅(こういん)」
の年の内ということになります。この時期に生まれた方が旧暦での占いなどをするときにはちょっと注意してください。
西暦2011年に生まれた方はふつうは何月生まれでも卯年生まれといいます。ただし、敢えて旧暦の年で判断する占いであると指示がある場合にはそれに従うことになります。
旧暦カレンダーで調べると西暦2011年は2月3日が旧元日に当たりますから、1月1日から2月2日までに生まれた方は寅年生まれとして判断することになります。

干支は年だけでなくや月についても当てはめられています。

日の干支は殷の時代から使われています。
その最初の日がいつであったかは到底突き止められませんが、3000年以上連綿と続いて来ています。

現代の日本では「丑の日にうなぎを」などと、十二支だけが取り上げられるのがふつうです。

日の干支についての言い伝えの例です。

庚申(こうしん):
道教によれば、人の体内に三尸(さんし)という悪霊がすんでおり、庚申の日になると天にのぼって主人の過失を司命(生死をつかさどる神)に告げるので、そうさせないためにこの日には徹夜をせねばならないとされました。これを守庚申(しゅこうしん)といいますが、日本に入ってくるともとの意味がいつしか忘れ去られ、庚申という日が庚申さんとして神格化される一方、守庚申も単なる徹夜の集いになりました。

三隣亡(さんりんぼう):一月・四月・七月・十月の亥の日、二月・五月・八月・十一月の寅の日、三月・六月・九月・十二月の午の日。これらの日には建築関係の仕事を忌みました。

三伏(さんぷく):夏至以後3度目の庚の日(初伏)、4度目の庚の日(中伏)、立秋以後最初の庚の日(末伏)を凶日とします。

その他に昔から二月最初の午の日を初午(はつうま)といい、稲荷神社のお祭りが行われました。
妊婦が安産を願い戌(いぬ)の日を選んで岩田帯を着ける風習もあります(犬の出産は安産だと言われる)。
また、土用の丑は土用(立秋前の18日間)の丑の日、酉の市は十一月の酉の日に立つ市です。

その日が何のえとに当たるかを知るのは楽しいものです。

日の干支を求める方法  日の六十干支早見表  十二支占い


月の干支の決まり方は少し変わっていますので注意が必要です。
まず十干は普通に順に当てはめますので、年を西暦で表した時の下一桁でその年の各月の十干は次のように分かります。

一月 1,6=庚 2,7=壬 3,8=甲 4,9=丙 0,5=戊
二月 1,6=辛 2,7=癸 3,8=乙 4,9=丁 0,5=己
三月 1,6=壬 2,7=甲 3,8=丙 4,9=戊 0,5=庚
四月 1,6=癸 2,7=乙 3,8=丁 4,9=己 0,5=辛
五月 1,6=甲 2,7=丙 3,8=戊 4,9=庚 0,5=壬
六月 1,6=乙 2,7=丁 3,8=己 4,9=辛 0,5=癸
七月 1,6=丙 2,7=戊 3,8=庚 4,9=壬 0,5=甲
八月 1,6=丁 2,7=己 3,8=辛 4,9=癸 0,5=乙
九月 1,6=戊 2,7=庚 3,8=壬 4,9=甲 0,5=丙
十月 1,6=己 2,7=辛 3,8=癸 4,9=乙 0,5=丁
十一月 1,6=庚 2,7=壬 3,8=甲 4,9=丙 0,5=戊
十二月 1,6=辛 2,7=癸 3,8=乙 4,9=丁 0,5=己

旧暦も同じ求め方です。

ところが十二支の方は、月によって次のように決まっているのです。冬至の頃の月を起点として数えたのが由来と言われています。

一月=寅
二月=卯
三月=辰
四月=巳
五月=午
六月=未
七月=申
八月=酉
九月=戌
十月=亥
十一月=子
十二月=丑

例えば2020年は

1月は「戊寅」
2月は「己卯」
3月は「庚辰」
 ・
 ・
 ・
となります。

旧暦の閏月は前月と同じ干支とします。


過去の年の干支一覧表はこちら

参考:十二支尽くし(子の年の子の月の子の日は? 丑の年の丑の月の・・・)
参考:十二支の由来 
           
参考:
十二支による方角と時刻の表し方

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