暦の周期について |
暦には周期の異なる複数の要素が併存しています。その由来を知らないと暦はブラックボックスのように見えてしまいます。 西暦年 太陽の運行(地球の公転)に基づいています(太陽暦)。365または366日が1年となります。(参照) 二十四節気 太陽の運行(地球の公転)に基づいています。1年を24に等分していますので、約15日ごとに訪れて季節を正確に示します。七十二候は約5日ごとになります。(参照) 星座(黄道十二宮) 太陽の運行(地球の公転)に基づいています。(参照) ここまでは太陽の運行のみに基づくものです。
旧暦 月の運行(参照)で1ヶ月を決め、太陽の運行で正月の位置を決めます(太陰太陽暦)。29または30日で1ヶ月、12または13ヶ月で1年となります。(参照) 太陰暦 月の運行のみに基づいています。29日か30日の月が12か月で1年となるので季節の巡りとは一致せずどんどんずれて行きますが、季節変化の少ない地方や農業に依存しない文化では実用に堪えます。イスラム暦など。(参照) 潮汐 地球上の海水は太陽や月に引っ張られている側と地球の裏側が盛り上がり(満潮)、その中間では海面が下がります(干潮)。太陽と月は一日かかって地球を巡るので、同一地点の干満は約12時間で繰り返します。 以上は太陽と月の運行に関係するもの、以下は架空の原理によるものです。 西暦の月 月の満ち欠けの周期(29〜30日)に似せて西暦の1年を適当に12に分けたもの。実際の月の満ち欠けとは関係がなく、毎月の日数の違いにも合理的意味はありません。 曜日・週 実際の天体の運行とは関係のない7つの名称が単純に繰り返されます。(参照) 六曜 天体の運行とは関係のない6つの名称が順に繰り返されます。ただし旧暦各月のついたちにそれぞれ決まった名称にリセットされるので、新暦上では一見不思議に見える配列となります。(参照) 干支 天体の運行とは関係のない10の干の繰り返しと12の支の繰り返しがあります。十二支だけなら年のえとは12年ごとに元にもどりますが、十干と合せて60の種類ができるので60年で一巡します。(参照) その他の暦注 九星、十二直、二十八宿など。(参照) |
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