隣の教室 日本史の流れがわかる総合年表
以下の「政権」欄と「性格」欄を合わせて「政治形態」と言ってもよいでしょう。そしてその移り替わりの原動力は「動機」欄に示すものです。
「備考」は「事項」の説明。「流れ」には土地支配の概要も記しました。
区
分時
代政
権性
格原
理動
機西暦
事項 備考 流れ 原
始弥
生豪
族小
国
家
分
立富 豪
族
間
の
争
い
57
107
・・・
239
247倭、分れて百余国
奴国王、後漢に入貢
師升、後漢に生口
この頃倭国大乱
卑弥呼、帯方郡に遣使
卑弥呼、狗奴国と戦う
男王統治から卑弥呼推戴へ稲作(水稲)普及。富の偏在と豪族発生
強い者(富める者)が農地を支配古
代古
墳
飛
鳥
大
王
・
有
力
氏
族
大
和
政
権
天
皇
中
心
の
律
令
国
家
血
統
対
外
関
係
豪
族
層
内
部
の
争
い
中
央
集
権
指
向266
369
391-
413-
512
527
538
562
587
592
593
600
603
604
607
630
643
645
663
667
668
670
672
694
701
708女王壱与、晋に遣使
朝鮮の加羅に任那
高句麗と戦う
倭の五王遣使
任那四県百済に割譲
筑紫国造磐井の乱
仏教伝来
任那、新羅に滅される
蘇我馬子、物部守屋を殺す
〃 、崇峻天皇 〃
聖徳太子、摂政
遣隋使のはじめ
冠位十二階
憲法十七条
小野妹子遣隋使
遣唐使のはじめ
蘇我入鹿、山背大兄皇子を殺す
乙巳の変(大化の改新)
難波遷都
白村江の戦い
近江遷都
天智天皇即位
庚午年籍
壬申の乱
藤原遷都
大宝律令
和同開珎この頃より古墳時代
この頃一部で漢字使用始まる
主要豪族の専横
地方豪族の反抗。以後豪族の反抗収まる。
朝鮮半島南部の利権失う
蘇我氏の他氏排斥(赤字項目)
この年、推古天皇飛鳥で即位 飛鳥時代
蘇我氏と妥協しつつの改革
蘇我氏が滅ぼされる・中央集権国家へ
唐に敗れ、以降朝鮮半島から撤退
皇位継承争いの大乱
初の本格的都城
この頃までにヤマト政権成立
大王(天皇)中心の連合政権
王朝の交代が考えられる
この頃から豪族の争い・対外関係の失敗
中央集権進む。 飛鳥文化
仏教受容 蘇我氏の専横
集権国家への改革着手
大陸の制度を取り入れ、天皇中心の集権国家の
形を整える(律令国家)・白鳳文化
豪族の土地・人民支配終わる(公地公民)
藤原氏の祖(中臣鎌足)台頭
官僚貴族(旧豪族)を排除し、天皇権威確立
以降天平文化
天 皇
奈 良
天 皇
律
令
国
家
と
そ
の
変
質血
統
貴
族
内
部
の
争
い710
712
718
720
723
729
740
743
752
757
764
766
769
770
785
792平城遷都
『古事記』
養老律令
『日本書紀』
三世一身の法
長屋王の変
光明子、皇后
藤原広嗣の乱
墾田永代私有令
大仏開眼
橘奈良麻呂の乱
恵美押勝の乱
道鏡、法王
和気清麻呂配流
道鏡、左遷
藤原種継暗殺事件
軍団廃止始まる
墾田増加
藤原氏の他氏排斥(赤字項目)
藤原氏が皇子を排斥した陰謀
藤原氏の橘氏などに対する反抗。失敗
公地公民制の崩れ
藤原氏に対する反攻。失敗
藤原氏の道鏡に対する反抗。失敗
藤原氏に対する大伴氏の反撃
公地公民制のほころび(三世一身の法)
藤原氏が天皇の統治に介入する
荘園発生(墾田永代私有令)
このころ『万葉集』完成
治安悪化と武士の萌芽へ平 安
天
皇
摂
関
政
治
王
朝
国
家
武
士
の
台
頭
院
政
武
士
の
権
力
掌
握血
統
武
力
・
血
統
貴
族
内
部
の
争
い
新
勢
力
∧
武
家
∨
の
干
渉794
797
805
806
810
842
858
866
880
887
888
894
901
902
905
935-
969
988
1016
1017
1019
1028
1051-
1053
1069
1083
1086
1124
1156
1159
1160
1167
1175
1177
1180
1185平安遷都
坂上田村麻呂征夷大将軍
最澄帰朝
空海帰朝
薬子の乱
承和の変
藤原良房、摂政の実
応天門の変
良房、摂政
基経、関白の実
基経、関白
阿衡の紛議
遣唐使廃止
菅原道真左遷
荘園整理令のはじめ
『古今和歌集』
承平・天慶の乱始まる
安和の変
尾張国郡司百姓等解文
藤原道長、摂政
〃 、太政大臣
刀伊の入寇
平忠常の乱
前九年の役
平等院鳳凰堂
記録荘園券契所のはじめ
後三年の役
院政のはじめ
中尊寺金色堂
保元の乱
平治の乱
源頼朝、伊豆に流される
平清盛、太政大臣
法然、浄土宗
鹿ケ谷の陰謀
以仁王の令旨
源頼政・頼朝・義仲挙兵
平家滅亡仏教勢力排除・人心刷新
藤原薬子ら天皇への反抗失敗。北家台頭
藤原氏が伴・橘氏を排斥した陰謀
大伴・紀氏没落。北家髏キへ
藤原氏の橘氏排斥
以後政治・文化の独自発展
地方武士の反乱
藤原氏が源高明を排斥した陰謀
源氏の台頭(青字項目)
地方武士の反乱。源氏が鎮定
陸奥の豪族の反乱。源氏が平定
陸奥の争乱。源氏が鎮定
平氏の台頭(青字項目)
天皇・上皇・摂関家・源・平が絡む争乱
源氏が平氏に挑戦し敗れる
平氏政権
反平氏の動き(赤)と源頼朝の動き(青)
後白河法皇・藤原氏らの反平氏謀議
平氏追討の檄
弘仁・貞観文化
国風文化
最後の班田実施
地方に発生した武士が力をつける
藤原氏が権力を独占。律令国家の終焉
貴族等の私的土地支配進む(寄進地系荘園)
荘園の乱立を取り締まる(記録荘園券契所)
朝廷は上皇の院政で藤原氏を抑える
武士が貴族統治を脅かす
平氏が統治の中枢に入り込む(先駆的武家政権)
朝廷の反平氏運動(結局本格的な武家政権招来)藤
原
氏上
皇平
氏中
世鎌 倉
源
氏
中
世
武
家
政
権武
力
・
血
統武
家
内
部
の
争
い
旧
勢
力
外
国
旧
勢
力1185
1189
1191
1192
1200
1203
1204
1205
1213
1219
1221
1232
1247
1253
1274-
1285
1297
1317
1324
1331
1332
1333頼朝、守護・地頭を置く
奥州藤原氏滅亡
栄西、禅宗
頼朝、征夷大将軍
梶原氏の乱
比企氏の変
北条時政、執権
時政、二代将軍頼家を殺す
畠山氏殺される
和田一族滅される
三代将軍実朝殺される
承久の変
貞永式目
三浦氏滅される
日蓮、法華宗
文永・弘安の役
霜月騒動
永仁の徳政令
文保の御和談
正中の変
元弘の変
楠正成挙兵
後醍醐天皇、隠岐配流
足利尊氏、六波羅を破る
新田義貞、鎌倉を破る地方の軍事警察権を握る
征夷大将軍による政権(武家政権)の始まり
北条氏の他氏排斥(青字項目)
北条氏が実権を奪う
後鳥羽上皇が討幕の兵を挙げる。失敗
元寇
安達氏討伐される
天皇の反幕運動(赤)と武士の動き(青)
後醍醐天皇の討幕計画。失敗
後醍醐天皇再度討幕計画。失敗
鎌倉幕府滅亡
源氏が朝廷から離れた政権を関東に建てる
鎌倉文化
武士が名門の幕府に従う旧型武家政権
政権内部の政権交代(北条氏へ)
朝廷の反武家運動失敗。幕府が優勢となり、
西日本を含む全国に地頭を置く
以後朝廷の権威は相対的なものに
武士(地頭)の荘園・公領支配進む
農業技術進歩、生産力拡大、人口増大
元寇などにより幕府の力が弱まる
朝廷の反武家運動(結局新たな武家政権招来)
朝廷に地方武士が加担する北
条
氏建
武
の
新
政天
皇一
時
的
政
権血
統武
士
の
不
満1334
1335
1336
建武の新政
中先代の乱
尊氏謀反
湊川の戦い
南北朝の対立
北条氏の残党挙兵。失敗
尊氏が天皇方の新田・楠木軍を破り北朝擁立
後醍醐天皇吉野に移る一時的に後醍醐天皇の朝廷政治が復活する
武士の謀反と朝廷の分裂∧
南
北
朝
∨
室町
∧
戦
国
∨足
利
氏中
世
武
家
政
権
と
そ
の
崩
壊武
力
・
血
統
武
力
武
家
内
部
の
争
い
武
家
内
部
の
新
勢
力1338
1350-
1368
1391
1392
1397
1399
1401
1404
1416
1419
1428
1439
1440
1441
1455
1457
1467-
1485
1488
1489
1491
1543
1549
1560
1561
1565
1568
1570
1571
1572
1573尊氏、征夷大将軍
観応の擾乱
義満、三代将軍
明徳の乱
南北朝合一
金閣寺
応永の乱
遣明船のはじめ
勘合貿易のはじめ
上杉禅秀の乱
応永の外寇
正長の土一揆
永享の乱
結城合戦
嘉吉の乱
足利成氏、古河公方
足利政知、堀越公方
応仁・文明の乱
山城の国一揆
加賀一向一揆
銀閣寺
後北条氏、伊豆を攻め取る
鉄砲伝来
キリスト教伝来
桶狭間の戦い
信長、美濃の斎藤氏を破る
松永久秀、将軍義輝を殺す
信長、足利義昭を奉じて入京
姉川の戦い
比叡山焼討
三方ケ原の戦い
室町幕府滅亡
尊氏、弟の直義を殺す
幕府と他氏の戦い(青字項目)
山名氏挙兵。失敗
幕府権力確立し、南朝消滅
大内氏挙兵。失敗
関東管領が鎌倉公方に対して挙兵。失敗
民衆の組織的反抗の初め
鎌倉公方足利持氏が幕府に反抗。失敗
結城氏が持氏の遺子を擁して挙兵。失敗
赤松満祐が将軍を暗殺し、反攻されて敗死
鎌倉公方、関東管領・幕府と対立し下総へ
成氏追討のため幕府が派遣
将軍家の争いに両管領家が絡む大規模戦乱
このころより非名門の大名の登場
信長の動き(青字項目)
信長、今川氏を破る
家康の援護を得て浅井・朝倉氏を破る
信長・家康軍が武田軍に敗れるも、信玄病死
信長、将軍義昭を追放足利氏が武家政権を中央に建てる
守護が域内の地頭を配下に治めていく
北山文化
武士(守護)の荘園・公領支配進む
各地に強大な守護大名
公家文化と武家文化の融合
文化が宗教から離れ生活へ
民衆の力の増大
下克上の風潮
東山文化
全国的な騒乱となる
戦国大名登場
このころ中世的価値観廃れる
実力で勝ち抜いた非名門の織田氏が中央を
抑える(新型武家政権・強力な中央集権へ)戦
国
大
名織
田
氏近
世安
土
桃
山織
田
氏近
世
武
家
政
権
の
全
国
統
一武
力武
家
内
部
の
争
い1575
1580
1582
1583
1584
1585
1586
1587
1588
1590
1592-
1600長篠の戦い
石山合戦終る
天目山の戦い
本能寺の変
山崎の戦い
太閤検地の初め
賤ケ岳の戦い
小牧・長久手の戦い
秀吉、関白
〃 、太政大臣
九州平定
刀狩令
関東、奥州平定
家康、江戸に入る
文禄・慶長の役
リーフデ号漂着
関ケ原の戦い信長・家康軍が武田軍を破る。鉄砲の威力
武田勝頼が信長・家康軍に敗れ自刃
政権内部の反抗
秀吉の動き(青字項目)
秀吉、信長の仇を討つ
武士・農民の身分分離
柴田勝家を破る
家康に敗れるが和睦
朝鮮出兵
家康の動き(青字項目)
家康、豊臣方の勢力を圧倒するさらに政権の担い手が絞られていく
安土桃山文化
豊臣氏優勢
荘園の複雑な権利関係を解消し、全ての土地を
一元的に領主に直属させる(太閤検地)
徳川氏優勢豊
臣
氏江 戸
徳
川
氏
武
家
政
権
の
延
命
と
衰
退武
力
庶
民
の
成
長
国
内
の
諸
問
題
海
外
情
勢
内
部
の
新
勢
力1603
1604
1614
1615
1637
1641
1643
1651
1657
1673
1687
1709-
1716
1742
1767-
1774
1783-
1787
1790
1792
1825
1828
1837
1839
1841
1842
1853
1854
1858
1858-
1860
1861
1862
1863
1864
1866
1867
1868家康、征夷大将軍
糸割符制
大坂冬の陣
大坂夏の陣
武家諸法度
島原の乱
鎖国完成
田畑永代売買禁止
慶安の変
明暦の大火
分地制限令
生類憐みの令
正徳の治
享保の改革始まる
公事方御定書
田沼時代
『解体新書』
天明の大飢饉
寛政の改革始まる
寛政異学の禁
『海国兵談』
異国船打払令
シーボルト事件
大塩平八郎の乱
蛮社の獄
天保の改革始まる
天保の薪水令
ペリー来航
日米和親条約
日米通商条約
安政の大獄
桜田門外の変
和宮降嫁
坂下門外の変
生麦事件
朝廷、攘夷決定
長州、下関で外国船砲撃
薩英戦争
八月十八日の政変
蛤御門の変
四ヶ国連合艦隊、下関を砲撃
第一次長州征伐
薩長同盟
第二次長州征伐実行
慶喜、十五代将軍
討幕の密勅
大政奉還
王政復古の大号令
鳥羽・伏見の戦い
貿易の統制
豊臣氏を破り和睦
再度攻めて豊臣氏を滅ぼす
全国の大名を抑える法制
禁教と貿易独占で幕府安泰を図る
対外問題(紫字項目)
国防を論じて罰せられる
対外国船政策批判を封じ込める
大老専断に対する反発を弾圧
反幕派の動き(青字項目)
大老に反撃
公武合体を目指す政略
尊攘派による老中攻撃
外国の実力が明らかに
公武合体派による尊攘派追放
尊攘派長州藩による反撃。失敗
幕府による征討。藩は恭順の意
反幕派の結束
再征したが撤兵
薩長が挙兵を決し密勅を得る
同日に幕府が政権返上を奏す
討幕派のクーデター
征夷大将軍による政権(武家政権)の終り
新政府軍と旧幕府軍の衝突旧秩序から完全独立した関東の武家政権
大名や朝廷を巧妙に抑える
寛永文化
元禄文化
幕府は財政難や統治の綻びを立て直し
ながら存続
化政文化
外国情勢を背景に討幕勢力台頭
朝廷の反武家運動(新たな政権招来)
幕府は政権返上を表明する
旧幕府勢力は攻められ降伏近
代
現
代明
治
以
降藩
閥
政
党中
央
集
権
近
代
国
家
富
国
強
兵
民
主
主
義
世
論
・
戦
争1868
1869
1871
1873
1889
・
・五箇条のご誓文
江戸開城
戊辰戦争続く
〃 終る
廃藩置県
地租改正
憲法発布
・
・
・
・新政府の基本方針
幕府全面降伏
東日本における旧幕勢力との戦闘
武家の影響力を断ち、集権国家体制なる
外国を参考に新政権が作られる
武士の土地支配終わる(版籍奉還・廃藩置県)
土地の私有に政府が課税する制度(地租改正)区
分時
代政
権性
格原
理動
機西暦
事項 備考 流れ 明治以降についてはここでは省きます。